極肴│極上の肴を楽しむ│美酒と極肴

あなたにとっての酒の肴とは

お酒を飲む人にとって「酒の肴」は切っても切れない存在ですし、こだわりの「肴」を持っている方も多いと思います。

いつもの晩酌では夕飯のおかずを肴にしている人、何か1品でも肴として準備をされている人、もしかしたら「酒の肴がオイラの晩飯さ!」という方もいらっしゃるかもしれませんね!

え!?・・・

何も食べずにお酒だけ飲んでいる!!?

はい、以前の私がそうでした(笑)

それはそれでお酒の楽しみ方として「アリ!」だと思いますが、多くの方は何らかの食べ物と一緒にお酒を楽しんでいるのではないでしょうか。
そして、何かしら自分のこだわりの肴を持っている方も多いと思います。

その反面、時々友人から「なんかいい酒の肴ってないかなぁ」と聞かれることがあります。私も経験したのですが、数品の肴でいつも飲んでいると・・・

 

ちょっと飽きる (;^_^A

 

「何か別のものはないかなぁ」なんて考えてしまいます。

特に何かの記念日だったり、大切な人を迎えたりするときは「乾き物ばかりでは・・・」と頭を悩ましますよね。

「時には今までとは違った肴を楽しみたい!」とか

「チーズが好きだけどチョット変わったチーズを食べてみたい!」

そんな自分の欲望(?)をふんだんに取り入れて「あなた(私)にとっての極上の肴とは?」という記事を書いてみました。

「酒の肴」は重複表現!?

「酒の肴(さけのさかな)」と聞いても特に違和感はありませんが、実はこれ重複表現(重言)という同じ意味の語を重ねている日本語なのです。重複表現には意味を強調したり語調を整える、あるいは理解を確実にさせるという役割はありますが、「酒の肴」はどちらかというと慣用表現に近くなっているのではないでしょうか。

重複表現で有名なものに「馬から落ちて落馬した」というものがあります。これは「落馬」はそれだけで「馬から落ちる事」の意味を持っているので、「馬から落ちた」は「落馬」に意味だし、「落馬」は「馬から落ちた」という意味だし、同じ意味の言葉を重ねている事になります。同様に「昔の武士の侍」なんていうのもあります。

それではナゼ「酒の肴」が重複表現なのかについて少し説明しますね。

今日の酒の肴はタコブツだ

今日の肴はタコブツだ

この2つの文章ですが、上はもちろん「タコブツを食べながらお酒を飲む」という意味ですよね。それでは下の文章は?

この人はタコブツで「ご飯を食べる」のでしょうか?
この人はタコブツで「お茶を飲む」のでしょうか?

「酒」という単語が入っていなくとも、この人はタコブツで「お酒を飲む」という意味が伝わりますよね。
つまり「肴」には「お酒を飲む」という意味が含まれているのです。

肴と魚の語源

肴という単語は、以前は「酒菜(さかな)」と表記していたのです。「菜(な)」という漢字は葉物野菜などに使われていますが、「おかず」とか「副食」という意味も持っています。

「一汁一菜」「前菜」「惣菜」など、「菜」という漢字が付いていますが葉物野菜ではなくて副食の意味で使っていますよね。

以前は食事の際の副食は「な」と呼ばれていて、「菜」「魚」「肴」の漢字をあてていたのです。そこで、お酒を飲むときに食するものを「酒を飲むときのおかず」という意味で「酒菜(さかな)」と表現していました。これが後に「肴」という単語に変わっていったのです。

「肴」という漢字の発音が「さかな」なので、魚介類の「魚(さかな)」からできた単語のようですが、じつは逆で「魚」が後から「さかな」という発音に変わっていったのです。

「魚」の読み方は「いを」→「うを」→「うお」と変化していきました。

一方「酒菜」ですが、奈良時代から室町時代では酒を飲むときに「塩やスモモ・味噌」などを食していたため、これらを主に指す言葉でした。それが江戸時代以降、「酒菜」に魚肉が多く使われるようになったため「魚(うお)」を「魚(さかな)」と呼ぶようになったのです。

また「肴」には「酒を飲むときに添える食べ物」という意味の他に、「酒席に興を添える歌や踊り、話題など」という意味も含まれています。

ベストマッチの肴を探す

お酒に合う肴を探す!というコンセプトで書こうと思ったのですが、考えてみたらお酒に合う極上の肴って・・・・

そのまま食ってもメチャ美味いじゃん!!

ってことに気づきました(笑)

そんなわけで、お酒を飲まれない方にもお勧めの肴をご紹介しますね!

酒の肴にする方は、肴に合せてお酒を選ぶのか、お酒に合せて魚を選ぶのかで違ってくると思います。どうしてもお酒には種類ごとの特徴がありますので、合わない組み合わせも出てきてしまいます。

基本的には、あるお酒に合う料理はその酒が造られている産地の料理です。
例えば日本酒には和食、ワインにはフランス料理です。もっと細かく見てみると、同じワインでもフランス産はフランス料理、イタリア産はイタリア料理となります。

これは、お酒とその地域の料理とが共に発展してきたからなのです。日本酒は繊細な和食を美味しく食べられるように進化し、和食も日本酒に合うようなメニューが考えられてきたということなのです。

とは言っても、全てそうとも言い切れないのがお酒と肴の魅力的な関係です。

チーズと日本酒、お刺身とワイン、天ぷらにビールなどなど・・・
異国間交流でのベストマッチも多々ありますので、そんな組合せを見つけるもの楽しいのではないでしょうか。

味覚は人それぞれ

お料理を食べて「美味しい」と感じる味覚は人それぞれです。

どんなに天才的な料理人でも、全ての人が「美味しい」と感じる料理を作ることはできませんし、「美味しい」という感覚も「最高に美味しい!」「かなり美味しい」「まぁまぁ美味しい」・・・・段階も人それぞれですよね。

さらに、食べる人の気分によっても変わってきますよね。

「今日はガッツリ肉系で行きたいな~」とか

「サッパリした料理にしたい」とか・・・

ベストマッチな肴は毎回変化するものではないでしょうか!?
それが楽しくてお酒を飲み、美味しいものを食べるのかもしれませんね!

食べ過ぎにはご注意を

どんなに美味しい肴でも、食べすぎには注意をしてください。

血圧が高めの方は塩分の摂りすぎ、血糖値が高めの方はカロリーの摂りすぎに注意が必要なように、ご自身の体調との兼ね合いも長く美酒と極肴を長く楽しむ重要な要因です。

時には飲みすぎ・食べすぎもアリとは思いますが、健康で長く人生を楽しめるようにしたいものですね!!

まとめ

「酒の肴」という言葉、そしてベストマッチの肴を探す楽しみについて書いてきました。

味覚は人それそれです、定番の肴は多くの方が共通して「美味しい」と感じられる取合せだと思いますが、自分に合った(ベストマッチ)肴を探すものとても楽しいものです。

このサイトで紹介している料理は、「肴」といってもお酒が無ければ美味しくないではありません。当然のことながらお酒を飲まれない方にも十二分に楽しんでいただけるお料理です!

このサイトに来てくださった方が「美味しかった!」と、楽しんでもらえれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました