お酒に対するイメージ・お酒は善か?悪か?
「お酒」と聞いたとき、あなたはどんなイメージを持つでしょうか?
- 飲むと楽しくなる
- ストレス解消には欠かせない存在
- 友人と騒ぎながら飲むのは超楽しい
- 1日に最後に静かに飲むのが好き
- 疲れた時のガソリン替わりかなぁ・・ などなど
いやいや、私は「お酒」って良いイメージが無いなぁ・・・という方もいらっしゃるかもしれませんね。
- 酔っぱらいはくどいからキライ
- 飲むとすぐに頭が痛くなる
- 酔っぱらって電車で寝ている人を見ると、ああはなりたくないと思う
- そもそもお酒って美味しいとは思わないしぃ などなど
今このサイトを読んでくださっている方は、どちらかというと「お酒好き」の方だと思います。そういう私も大の酒好きなのですが、初めは「お酒に悪いイメージを持った人」でした。それというのも、10代のころ親戚や父の友人などが酔っぱらうと、ハンパじゃない位絡んできまして(笑)。
説教されるとかじゃなく、好意的に絡んで(?)くれてはいたのですが、当の私としては「俺にかまわないでくれよぉぉぉぉぉぉ!」と心の中で叫び続けていました。
そんなわけで「大人になっても酒なんか絶対飲まない!」と思っていたのです。
そう・・・・
自称二十歳になるまでは。。。。。
今では大の酒好きになってしまったのですが(笑)
よくよく考えてみると、お酒に悪いイメージを持っていらっしゃる方はご自身が体質的にアルコールに合わないという場合もあるでしょうが、多くは「お酒を飲む人が悪い印象を与えてしまっている」のではないでしょうか?
私個人としては「お酒は善」という思いを持っています。お酒は人類の歴史の中でも本当に古来から飲まれていたものです、「悪」だったらそれだけの長い期間残っていないはずです。
健康のためにも、他人のためにも、お酒は楽しく節度を持って飲みたいですね!!
今は昔「ノミュニケーション」といふ言葉有けり。。。
一昔前まではノミュニケーションという言葉をよく耳にしたものでした。皆さんもよくご存じの「飲み会でコミュニケーションを図る」という意味です。
仕事帰りに仲間と飲むお酒はとても楽しいものでした。
特に駆け出し社会人の頃は上司の悪口や、会社への不平不満を言っていたものです。
「俺が上になったら、あんな上司にはなりたくないぞ!」なんて思ってましたし、「俺がここのトップになって社風を変えてやる!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
あ、私は「トップ」なんて全くイメージできなかったですけど (^_^;
ところが、イザ部下ができてみると・・・・
はい。現代の若者は自己主張ができるしっかり者が多いのですよね!
「あ、スンマセン。今日は友達と飯食いにいくので」
「俺、酒飲めないんスよ!」
それでも同僚を誘って飲みに行ければいいのですが、歳と共に家庭事情も複雑になり(私の周りだけかもしれませんが、歳と共に奥さんが強くなって恐妻家になる人が多かったように思います)、なかなか仕事終わりのリフレッシュができない状況になっていく事ってありませんか?
私もいつしか「家飲み」がメインになってしましました。
「家飲み」はそれはそれで楽しいものです。私は特に日本酒が好きなので、風呂上がりにビールを飲んだ後に日本酒を楽しんでいます。
もちろん、普段飲みのお酒はそんなに高価な物は飲めませんので、一般的な銘柄のお酒を飲んでいます。
ですが、休日前や特別な日などは普段飲んでいるお酒とはチョット変えて、つまみもチョット凝ったものにしたりして家飲みライフを楽しんでいます。
そんな時は普段飲まない妻も楽しんでくれ、心の中で「これで3点はプラスになったな!」などと思っていたりします。
家飲みのススメ! いつもとは違ったお酒で気分転換、幸せを感じよう!
お酒の嗜好は人それぞれだと思っています。
大きく括れば「ワイン好き」「日本酒好き」「ビール好き」など、お酒の種類でも分かれるでしょうし、同じ「ワイン好き」でも「赤ワインが好き」「白ワインが好き」など、もっと細かくなります。
もっとこだわりのある方なら「フランスの赤ワインかな」「いやいや、甲州産の白ワインが世界一だよ」と産地の好みも分かれるかもしれませんね。
お酒の値段や人気は1つの目安にすぎない
私は高価なお酒が「美味い酒」、よく目にする人気ランキング第一位が「美味い酒」とは思っていません。
確かに、真面目にしっかり作ったお酒はそれなりにコストもかかりますから、必然的に価格も高くなるでしょう。
人気ランキングで1位になったお酒は、それだけ多くの人から支持されている美味しいお酒という事もできるでしょう。
しかし、一番美味しいお酒は「飲む人が本当に美味いと感じたお酒」ではないでしょうか?
極端な例ですが、「ロマネコンティ Romanee Conti ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ DRC」(この記事を書いている時点でAmazonで¥2,462,400でした)よりも数百円のテーブルワインが美味しいと思えば、それが「一番美味いワイン」で私はいいと思っています。
お酒には数えきれないくらい多くの種類がありますので、色々飲んでみて「好みのお酒」を探すのが楽しいですよね!
お酒の種類│大きくは3種類でその下に多くの枝分かれがある
お酒には作り方によって「醸造酒」・「蒸留酒」・「混成酒」という3つの大分類があります。この3種類をザックリと説明すると以下のようになります。
<醸造酒>
日本酒やビール・ワインなどが醸造酒です。
原料となるお米や果実をアルコール発酵させて作るお酒で、製造過程が最もシンプルに作られているお酒です。
アルコール発酵の方法によって、さらに「単発酵酒」「複発酵酒」に分けられます。醸造酒のアルコール度数は高くても20%前後が限界になります。
<蒸留酒>
焼酎やウイスキー・ジンなどが蒸留酒です。
蒸留酒は醸造酒と同じように、微生物を使ってアルコール発酵させますが、アルコール発酵が終わった後に「蒸留」という工程を経てアルコール濃度を高めたお酒です。
単に蒸留しただけでは風味が乏しいお酒になってしまうので、ウイスキーなどは木の樽で寝かせて(熟成させて)独特の風味を付けたりします。
※蒸留とは、水とアルコールの沸点温度の差を利用して、原酒からアルコールを中心にした液体を濃縮抽出する方法です。
<混成酒>
混成酒は「醸造酒」「蒸留酒」を原料にし、それに薬草や香料を添加して作られたお酒です。
梅酒や味醂、リキュールと言われるお酒がこれにあたります。
梅酒は「ワインのブドウを梅にしたもの」って思われるかもしれませんが、蒸留酒(ホワイトリカーや焼酎)に梅と氷砂糖を漬け込んで作りますので、分類上は混成酒になります。
お酒の種類│呑み助(飲む方)から見た分類
上で書いた分類はお酒の作り方から分けられた分類ですが、私たち呑み助は、別の分類方法を好んで使っていますよね!
このサイトでも「呑み助分類法(仮称)」で記事を書いていますので、こちらを少しまとめてみました。
日本酒~SAKE~│日本の代表的な醸造酒
今や「SAKE」は世界共通語になりつつある言葉で、海外での日本酒人気は右肩上がりになっています。
日本古来のアルコール飲料で、米・水・麹(こうじ)の3種類から作られているお酒です。
日本酒に限らずアルコール類は酒税法で細かく定義がされていますが、酒税法上の日本酒は「清酒」と呼ばれています。また、清酒の中でも「条件を満たせば特別に格好のいい名称を付けてもいいよ~(特定名称酒)」という規定もあり、この特別名称酒が「純米酒」「吟醸酒」などと呼ばれている日本酒です。
日本酒については以下の記事をご覧ください。
焼酎│日本の代表的な蒸留酒
焼酎は1500年代頃から作られ始めたと言われています。元々は米を原料にしていたようですが、芋や麦・蕎麦などを原料とする焼酎も作られ始めました。沖縄の泡盛は焼酎とは製造方法は多少異なっていますが、酒税法上は焼酎(乙類)に含まれています。
「泡盛(乙類)」と書きましたが、焼酎には甲類と乙類があることは皆さんご存知のことだと思います。ものすごく大雑把ですが甲類と乙類について少し書いておきます。
・甲類:糖蜜や酒粕などを原料にして、連続蒸留器というアルコール濃縮を連続して行う装置で蒸留し、それに水を加えてアルコール度数20度とか25度にした焼酎です。梅酒を漬けるときのホワイトリッカーや酎ハイのベースになるお酒がそうですね。
・乙類:米や芋・麦などを原料にして単式蒸留器で蒸留します。単式であるために原料の風味が残った焼酎になります。芋焼酎・麦焼酎などと呼ばれて売っている焼酎ですね。
焼酎については以下の記事をご覧ください。
ワイン│生産量・地域は世界で一番
ワインは世界各国で製造されている地球で最も生産量の多いお酒の1つで、醸造の歴史も古く、新石器時代には醸造されていたそうです。
新石器時代ですよ!今から7000年以上も前!! ものすごい歴史ですよね!
ワインの製法はブドウを粉砕して液状にし、樽に詰めてアルコール発酵を促します。ブドウ果汁にはアルコール発酵の原料になる糖(ブドウ糖)や、自然に果実に付着している酵母があるのでそのままでも発酵は進みますが、現代では安定した品質のワインを作るために酵母やブドウ糖を添加して醸造しています。
ブドウの種類や果皮を使うか使わないかなどで、赤ワインと白ワインに大別されます。皆さんはどちらが好きですか?
私は赤ワインが好きかな~(^^♪
ワインについては以下の記事をご覧ください。
ビール│ワインに次ぐ歴史の古さ
ビールも忘れてはいけない世界的に愛されているお酒ですよね!
ワインと同様にビールの歴史も古く、今から5000~6000年前には作られていたようです。
原料の基本は麦芽とブール酵母で、麦芽をアルコール発酵させた飲み物と言うことができるのですが、現在では炭酸の清涼感やそれを助長させるホップの苦みなどを付け加えて製造されています。
発泡酒や第三のビールと呼ばれるリキュール類は、日本の酒税法上ビールとは別物として分類されています。
洋酒│数十年前は憧れのお酒でした
今でこそ手軽に購入できるようになりましたが、私が子供の頃は「洋酒=超高価でレアな酒」というイメージがありました。ジョニ黒とかオールドパーとかは世のお父さん達の憧れといっても良かったのではないでしょうか?
ここでは「洋酒」としてまとめてしまいましたが、ウイスキーやスコッチ・ブランデー・ジン・ラムなど、様々な種類のお酒がありますよね。
日本の商標法での洋酒は「ウイスキー、ウォッカ、ジン、ビタース、ブランデー、ラム、リキュール」の7種類となっていて、輸入ビールや中国酒(紹興酒・老酒など)は別物として分類されています。
お酒の弊害│自分と他人に思いやりが必要
お酒は気分を楽しいものにしてくれたり、1日の疲れを癒してくれたり、ストレス発散など多くの良い面を持っています。
漢書食貨志には「酒は百薬の長」という記述があり、適度な飲酒はどんな薬よりも健康に良いと書かれています。
ですが「酒は百薬の長」の意味には、「適度な飲酒」「程よい飲酒」という大前提が付いていて、言い換えれば「飲みすぎ」「過度の酒」は決して百薬の長とはいえません。
お酒(アルコール)が原因の病気には思いついただけでも、二日酔い・急性アルコール中毒・アルコール性肝炎・小腸炎・大腸炎・心筋梗塞などなど・・・非常に多くの病気の原因となっています。
上に書いた病気は飲む人本人へのリスクですが、家族や友人などにも多大な迷惑をかけることもあります。例えばアルコール依存症は家族を地獄に突き落とすような悲惨な状態にさせてしまいますし、酔って怒りっぽくなる人やくどくなる人は、まわりの人たちを楽しい雰囲気から一転してイヤな思いにさせてしまったりします。
家族や友人に迷惑をかけなくとも、もしも飲みすぎて電車で寝てしまったら・・
もしかすると財布や荷物を盗まれてしますかもしれません。
お酒の量は程々にして、自分も周りも楽しい時間を過ごすようにいましょう!
まとめ
日本酒、ワイン、ビール・・・
お酒には本当に多くの種類があります。
飲みなれたお酒、好きなお酒は人それぞれでお持ちでしょうが、何かの機会に「いつもとは違うお酒」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ただし!
くれぐれも飲みすぎて体を悪くしたり、周りの人たちに迷惑をかけないようにしましょう!
お酒は楽しくのみたいですよね!
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